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小田達郎建築設計室-コンセプト

■03 大手ハウスメーカーの図面に「違和感」を覚えたあなたへ

誰のための家か

もしあなたが、性能もデザインも優れた大手ハウスメーカーのモデルハウスや図面を見て、「確かに良い家だけど、何かがしっくりこない」と感じているなら、その直感は正しいものです。

大手メーカーが得意とするのは、「多くの人に当てはまる標準化された家」です。

 

それはそれで、効率化された素晴らしいものだと思います。

しかしながら、その図面は「あなた」に合わせて作られたものではなく「誰かにとっての正解」で作られています。

あなたが覚えた違和感の正体はそこにあります。

 

建築家とは、お客様の頭の中にある理想や感覚を、確かなロジックで形にするための「翻訳機」であり「道具」です。

その違和感を対話で解き明かし、そこに住まう人にとっての答えを共に追求していきます。

  

 

「主人公」が変われば、正解も変わる

私は子供の頃、動物番組を見るのが好きでした。

ライオンが主人公の回なら、お腹を空かせた子供のために獲物を追う姿を見て「捕まえろ!」と応援する。

しかし、シマウマが主人公の回では、必死に逃げる姿を見て「逃げ切れ!」と願ってしまうのです。

事実は一つでも、「誰が主人公か」が変われば、正解も価値観も180度変わります。

 

「広いリビングが良い」という視点もあれば、「冷暖房効率こそ重要」という視点もある。

どれも間違いではありませんが、それが「あなたの暮らし(物語)」において正解かどうかは別問題です。

 

インターネットで検索すれば、部分的な知識や正解はいくらでも手に入ります。

しかし、それらを繋ぎ合わせても、あなたの暮らしにフィットするとは限りません。

 

だからこそ、私があなたになり代わり、膨大な知識の中から「あなたという主人公」に沿った要素だけを選び抜くことで、あなたなりのロジックを構築する必要があるのです。

 

 

「建物」ではなく、暮らしの「OS(基本ソフト)」を設計する

私の設計は、すぐに図面を描くことから始まりません。

まずは、そこに住まう方の「背景」を徹底的に読み解くことから始めます。

 

  • どのようなお仕事をされ、日常で何を大切にされているのか

  • 一緒に暮らす方とどのような距離感で過ごしたいのか

  • これまでの人生で、どんな空間や時間に心地よさを感じてきたのか

 

一見、建築とは関係のないような対話の中にこそ、設計の本質が隠れています。

既成の「建物(ハードウェア)」にあてはめるのではなく、これから数十年の時間を過ごすための「OS(基本ソフト)」をゼロから構築する。

文脈が解き明かされて初めて、図面に引く線の一本一本に明確な意味が宿ります。

 

 

「論理」と「感性」の両立

家づくりにおいて、断熱・耐震・コストといった「論理的な根拠」はもちろん不可欠ですが、数値だけでは愛着の持てる家にはなりません。

一方で、「なんとなく好き」という感性だけでも、長く住む上での機能性が担保できません。

 

納得できる「論理(Logic)」と、言葉にできない心地よさという「感性(Sense)」

どちらか一方に偏ることなく、両方の視点からそこに暮らす誰もが「自分のための家だ」と心から思える、バランスの取れた形へとしつらえていきます。

 

 

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