小田達郎建築設計室-ブログ

2016.05.04 アフターメンテナンス | 角地に建つ箱形の家

設計時の想定と実際の生活1/2 <日進市 角地に建つ箱型の家>

今回は、アフターメンテナンスとして『一年点検』を行ったので、

『設計時に想定』していた使い方と『実際の生活』がどれくらい違うのか書いていこうと思います。

 

<設計時の想定と実際の生活  アフターメンテナンスは点検だけではありません>

以前のブログでも紹介したように、当事務所では基本設計を重要視しているので、半年以上の時間をかけて

お施主様の好みや生活の様子を見せていただいて、その家のコンセプトを決めて設計を行っています。

 

また、設計しているのは家そのものではなくて、そこに『住む人の暮らしをデザインしている』と考えているので、

アフターメンテナンスは、設計した時にイメージした生活が本当に出来ているかの確認のための作業でもあります。

 

そこで、今回のブログでは二回にわたり、各スペースについて、設計時に考えていたことと共に、

実際の生活がどのようにされているのかを書いていこうと思います。 作品写真はこちら⇒<WORKS>

 

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<駐車スペース>

設計時には、建物ウラに駐車スペースを確保するために、建物の大きさや位置を検討していたので、

実際に自分の車を駐車して、どの程度の使い勝手かを体験してみました。

大きな車だと降車時に少し窮屈だったので、室外機や給湯器の位置も微調整しておいて良かったと、一安心。

 

<目隠しの植栽>

目隠しの植栽は、冬にチェックしたかったので、写真は冬のものを使用しています。

まだ、植えてから日がたっていないこともあり、植栽が土に馴染むまでにもう少し時間が掛かりそうです。

やはり、植物は生きているので、プラスチックなどを使った新建材のように思い通りにはいきませんが、

庭師さんも見に来ていただいて、アドバイスをもらっているそうなので、今年はもう少し成長してくれそうです。

 

 

DSC05851+.jpg

 

<玄関ポーチの庇>

庇が少し小さかったようで、大雨の日は少し濡れるそうなので、今後は気を付けるようにしなければならないと反省。

玄関部分は、デザインとの兼ね合いもあるので難しいところではありますが、

住む人に合わせて、機能とデザインの両立を考えていこうと思います。

 

 

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<前庭スペース>

建物内のリビングスペースとつながる石貼りのBBQスペースを計画。

アウトドアキッチンも設置してあり、夏には実際にBBQをしたようで、使い勝手は良好とのこと。

室内のキッチンで作業をしながらも庭を見通せるので、一体感が失われないと言ってもらえたので成功です。

 

 

次回は、内部空間について引き続き書いていきます。