<照明・配管確認>
前回のブログで<金物検査>が終わり、今回は<照明・配管確認>について書いていきます。
照明やスイッチ・コンセントの位置確認については、使い勝手に直結する箇所になるので、
実際に現場で、お施主様と一緒に一つひとつ位置確認を行っていきます。
<照明確認>の時期については、断熱材の種類によってタイミングが違ってきます。
今回のような<吹付け断熱>を採用する場合は、早い段階で<照明確認>を行わないと、
電気の配管が断熱材で覆われてしまい、変更がきかなくなるので注意が必要です。
外壁通気のための胴縁(外壁の下地)が、透湿防水シートの上に取り付けられています。
前回の<金物検査>時点で、未施工の部分の金物を確認。
耐力壁(左の壁)が取り付けられ、決められた間隔で釘が打たれているか確認をします。
正面の筋かいも同じように、金物ごとに決められた本数のビスが打たれているか確認をします。
配管の立上がり位置の確認も、この時点ですることがほとんどです。
左側の根太の間には床下断熱材が施工されています。
今回の配管形式は、さや管ヘッダー工法を採用しているので、
ヘッダー(管がいくつも刺さっている筒)のある場所に配管が集中しています。
メンテナンス作業のためにも、ヘッダーの来る部分は出来るだけ広いスペースを確保したいところです。
今回は2階からの配管がなく、それほど心配な部分はありませんでしたが、
トイレなどが2階にある場合、パイプスペースの位置によっては、横引き管の音が気になったり、
梁に当って排水勾配が取れないなどの問題が発生することがあるので、注意が必要です。
次回は、今回の電気配線の施工状況などを含めて<断熱材の確認>を行います。