父が大工をしていたので、良く手伝いで現場に行くことがありました。
棟上が済んだばかりで、柱だけで壁のない、屋根だけの空間。
自分ならこういう空間がいいなと考えたのが建築家への第一歩になりました。
皆さんもこんな空間が作れたら良いなと考えていらっしゃると思います。
本当は、自分の家を自分で考えて、自分で建てれれば一番いいのでしょうが、
設計の技術や、家を建てる技術を一人の人が習得するのは容易ではありません。
建築家の役割は、建主に代わって、現場の職人さんに想いを伝え、
その理想を叶える事であると思います。
最初の出会いから、住み始めてからのアフターフォローまで、
全ての瞬間をお客様と同じ方向を向いて設計できればと考えています。